北國文華北國文華

最新号

「北國文華」は平成10年6月に前身の「文華」(昭和20年12月から同28年まで刊行。24年4月号からは「北国文化」と改称)を復刊したものです。時代の要請に応え、時代を切り開く価値観と豊かな文化土壤を作り上げる、地方発のユニークな総合文芸誌として評価をいただいています。

北國文華 2023年秋第99号

2024年春 第99号

定価1,760円(税込)

ピックアップ

  • 特 集能登、忘れ得ぬこと

     2024年1月1日の能登半島地震で、人々の営みが築いた美しい風土は大きく傷つきました。能登ゆかりの7人が震災前の思い出をつづりました。桂文珍さん(落語家)、土屋太鳳さん(俳優)、梅佳代さん(写真家)、北川フラムさん(奥能登国際芸術祭総合ディレクター)、千田嘉博さん(城郭考古学者)、小泉武夫さん(発酵学者)、能村研三さん(俳人、俳誌「沖」主宰)が寄稿しました。

  • 好評連載 小説千代女 /子母澤類 
          第十八話 蕎麦

     松任で暮らす千代のもとに三国の高級遊女、哥川かせんが訪ねてきた。「どうして句を作らないのか」「一緒になれない男を思い続けていては迷い疲れるだけ」。伝蔵への慕情を見透かす哥川の言葉に、千代は背筋を凍らせる。その夜、見た夢にはお貞(真如院)が現れた。何のため、なぜひとりで生きているのか。千代は子に恵まれなかった自らの歩みに悔いを促されているように感じた。

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