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北國文華
最新号
「北國文華」は平成10年6月に前身の「文華」(昭和20年12月から同28年まで刊行。24年4月号からは「北国文化」と改称)を復刊したものです。時代の要請に応え、時代を切り開く価値観と豊かな文化土壤を作り上げる、地方発のユニークな総合文芸誌として評価をいただいています。

2021年春 第87号
定価1,760円(税込)
ピックアップ
特 集欧米を虜(とりこ)にした 知られざる絵師
小原古邨(おはらこそん)●巻頭 パテック フィリップ×金沢生まれの絵師
「天上のブランド」が採用 色鮮やかな生命賛歌
消えた足跡を探して
「工芸を世界へ」沸いた金沢/本誌編集室
NYに「会いに来てくれた」 孫が語る「古邨じいさん」/小原英樹
【座談会】
古邨作品を読み解く/前史雄×平木孝志
【寄 稿】
光と雨の系譜を追って/小池満紀子
好評連載 小説千代女 /子母澤類
第七話 朝寝北前船の往来でにぎわう越前・三国。幼少から遊郭で過ごしてきたぎんは、いつの日か自由の身になりたいと願いながら果たせない。俳諧だけが唯一、心を自由にできる時間だった。ある日、加賀訛りの色男・大槻伝蔵を遊女としてもてなし、一夜を過ごすことになる。