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文学

姫ヶ生水(ひめがしょうず) | ||
【金沢市が制定する「第50回泉鏡花記念市民文学賞」受賞作品】 戦前期の村里に暮らす母娘の生き様を題材に、厳しい生活の中にささやかな喜びを見つけ、前を向いて生きる女性の姿をつづった長編小説です。 物語は田舎暮らしの母松と娘好子を中心に展開します。今にも消えそうな他人の赤子の命を自らの乳で救った松は、夫を失い、実子の好子を「口べらし」のために京都へ奉公に出しました。母親の葛藤や娘のけなげな振る舞いを丁寧に描きました。 著者は約50年間にわたり九谷焼作家として活躍してきました。祖母や両親から伝え聞いた話や生まれ育った原風景をもとに創作を思い立ち、5年の歳月をかけて仕上げました。
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