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水明り(復刻版) 故八田與一追偲録(ついしろく) | ||
台湾で烏山頭(うさんとう)ダムを建設した八田與一技師(金沢市出身)の妻外代樹さんが、夫の一周忌の1943(昭和18)年に私家版として親しい人たちに配った「水明り」の復刻版です。20(大正9)年のダム着工100周年を記念した出版となります。 八田技師は42(昭和17)年4月に陸軍の要請でフィリピンに向けて渡航していた際、米潜水艦に船が攻撃され、帰らぬ人となりました。翌年に制作された「水明り」には、八田技師が出航直前に東京から夫人や子どもたちに宛てた手紙、絵はがき計12通のほか、親族による追憶集や関係者による追悼座談会も収めました。原書にない試みとして、同じページの上段に日本語、下段に中国語訳を掲載しました。 復刻作業は金沢を拠点に活動する「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」が監修を務めました。石川県台湾華僑総会の陳文筆名誉会長と台湾大日本語学科の林立萍教授らが翻訳しました。
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