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加賀百万石・郷土史 文化・民俗 文学

勧進帳外伝 人情 安宅の関 | |
金沢市片町1丁目の「倫敦屋酒場」の名物バーテンダーでもある著者のデビュー作で、「月刊北國アクタス」での連載を元にした歴史小説です。小松市・安宅の関で源義経一行を見逃した関守・富樫泰家を主人公に、激動の時代の義理と人情を描きました。 安宅の関でのやり取りだけでなく、「平家物語」で人気のエピソード「火牛の計」の場面が臨場感たっぷりに描かれる倶利伽羅峠での戦いのほか、切腹を覚悟で義経一行を見逃した富樫の後日談も見どころとなっています。 加賀の気候風土の描写や地名も随所に登場し、北陸の地から見た源平合戦の物語に浸れる格好の一冊です。 嵐山光三郎氏が寄せたエッセーも収録しました。
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