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明治生まれの胃腸外科医 ―大幸英吉の四方山話

明治生まれの胃腸外科医 ―大幸英吉の四方山話

 「田舎開業医」として生涯1万3000例もの胃切除手術を施し、86歳にがんで亡くなるまで第一線に立ち続けた大幸英吉医師の足跡を息子がたどりました。
 医学をはじめ、幅広い分野にわたって「毒舌」で知られる大幸医師が、75〜84歳ごろにかけて執筆した「医事放談」全8巻より、自身が携わった病例や学生時代の回想を抽出してまとめています。
 大幸医師は1908(明治41)年、小松市の分校家の九男に生まれ、加賀市大聖寺へ養子に迎え入れられました。金沢医科大学(現在の金大医学部)を卒業後、同大第一外科医を務め、1950(昭和25)年に大聖寺で開業。当時は胃潰瘍で苦しむ患者が多く、ほぼ毎日胃の手術をこなし、診察や学会にも奔走する日々でした。
「名医や流行医にはなれぬが、良医には誰でもなれる」。数々の言葉をはじめ、好んでたしなんだ書や絵も紹介しています。
  • 大幸 俊三 著
  • 四六判、124ページ 定価1,100円(税込)
  • ISBN978-4-8330-2174-6

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