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加賀百万石・郷土史
権術を弄さず 野心は抱かず ―最後の加賀藩主のつぶやき

権術を弄さず 野心は抱かず ―最後の加賀藩主のつぶやき

 著者は複雑に入り組んだ幕末維新期の政治・社会情勢を最後の加賀藩主・前田慶寧の回想を借りて明快に叙述しています。
 慶寧自身が人生の出来事を「つぶやく」というユニークな文体を使い、薩摩、長州や幕府の争いの中で、加賀藩の立ち位置が明確にされています。
 読み終えると、慶寧が西欧の事情を知り、国内の情勢に応じて領国と領民のために真摯に政治を行っていた姿が分かります。
  • 徳田 寿秋 著
  • 四六判、370ページ 定価2,200円(税込)
  • ISBN978-4-8330-2166-1
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