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加賀百万石・郷土史 宗教・思想

那谷寺の歴史と白山・泰澄 | ||
泰澄による開山と開創が1300年と重なる霊峰白山と那谷寺の本質を探る好個の本です。那谷寺16世住職木崎馨山氏と郷土史研究家の室山孝氏が永年、温めてきた石山の古刹と白山信仰に関する持論、研究をまとめました。 木崎氏の視点でユニークなのは那谷寺と白山信仰のルーツを探り、日本海側の出雲から越後・姫川まで研究ステージを拡げたばかりか、海を越えて中国・長江、朝鮮半島の白頭山にまで信仰の淵源を求めた点です。「共通する出土品玉の信仰は長江から、白の信仰は朝鮮半島からきた」との説を大胆に展開し、検証しています。このほか、那谷寺の宝物、那谷寺と文学も見応え、読み応え十分です。
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