文学
尾山城魔界

尾山城魔界

 加賀藩が主な舞台の時代小説6編を収録。表題とした小説「尾山城魔界」は、戦国武将の佐久間盛政や前田利家らと、一向宗徒の死霊の闘いを描いた。
 加賀藩勤王派小川幸三・昌子の夫婦愛を題材とした「生首奪取」や仇(あだ)討ちを扱った「本多政均(まさちか)暗殺の顛末(てんまつ)」、太平洋戦争時の特攻隊を描いた「執念」のほか、前田利昌の本懐、加賀遊女逃亡伝説を掲載した。
 6編は季刊「北國文華」に載った作品で、加筆修正した。著者は元小学校長。
  • 正見巖 著
  • 四六判、174ページ 定価1,100円(税込)
  • ISBN978-4-8330-1957-6

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