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宗教・思想 時鐘舎の本

続 いのちの旅 | ||
ブッダをはじめ親鸞、良寛らの生きざまから仏教の教えを平易にひもとくとともに、東日本大震災による原発事故などを通して「生」のみ見詰める現代人の価値観に警鐘を鳴らす1冊。 2010年の北國・富山新聞連載分を収録した単行本「いのちの旅」の続編。連載を終えた2011年12月末まで、主に日本各地の社寺や仏蹟(ぶっせき)を訪ね歩き、思索を深めた50話が収められている。 被災地の福島県南相馬市での講演後、聴衆の婦人が「死者の分まで生きようと思いました」と涙した話や、インドに渡り生死一体となった聖地ベナレスや伝説が残る王舎城(おうしゃじょう)跡に立って抱いた感慨もつづっている。 旅先での風景や人との出遭いの中で親鸞の経典、宮沢賢治らの文学、ゲーテやアインシュタインらの至言を回想する青木氏の紀行文に織り込まれた仏教心や詩心も味わい深い。
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